1. FIREに必要なお金

資本主義社会で生活している中で,いくらあればFIREできるのか,つまり資産から得られる収入のみで生活できるのかを計算してみます.

目次

FIREとは

FIREとは「Financial Independence Retire Early」(経済的に自立し,早期リタイアする) の略のことで,

十分に貯めた資産から配当所得,不動産所得などを得てその収益で生活することです.

 

本記事の目標

ここでひとえに生活するといっても,大怪我や親の介護費,結婚,子供の養育費等といったライフイベントに応じてかかる生活費は変わってきます.

また,インフレやデフレといった通貨の価値が変わる場合もあります.

 

しかしここではそうしたライフイベント,通貨の価値の変化等を全て度外視し(笑)

どのくらいの資産があれば,毎年資産を減らすことなく生活費を得られるかを機械的に計算します.より詳細には次のものを求めます.

1年間の平均利回り(%)と1月あたりの生活費(万円)を変化させたときの,資産を減らすことなく生活できる最低の資産額(万円)

FIREに必要なお金

下線部を求めると次のようになります.*1

例:一月あたりの生活費を5万円,平均利回りを4%としたときのFIREに必要なお金は5*1200/4 = 1500万円で5万円の灰色の棒となります.

 

ここで一月あたりの生活費というのは,資産から得られる一月当たりの収入のこととしているので,資産所得から得られる年収も計算できます.*2

資産から得られる年収

例:1000万円で利回りが5%の時,資産から得られる年収は50万円で1000万円の黄色の棒となります.

 

最後に一言

お金は死ぬまでに使い切りたい.

 

lifehacka.hatenablog.com

*1:計算式:xを資産,y(%)を平均利回りとし,一月あたりの生活費をzとすると,z = (x*(y/100) )/12 = x*y/1200となるため,z,yを変数とすると,x = z*1200/y

*2:計算式:上で定式化したx(資産),y(平均利回り)を変数としたときのz(一月あたりの生活費)に12をかけたもの.

つまりz'を資産から得られる年収とすると,z'=z*12=x*y/100